なにを間違ったか、我が家のぐうたら末息子ソニーが、ギフテッドチャイルドとしてGATE(Gifted And Talented Education)というプログラムに推薦された。
これは、優れた才能を持つ子ども達の能力をさらに伸ばしてくれる教育で、学業だけでなくクリエイティビティやリーダーシップといった分野にも力を入れるプログラムなんだそうだ。アメリカの明日を担う子どもたちを育てるために作られたものなんだってさ。
きっとソニーはアメリカの明日を担うことはないと思うけど(もちろん、これは心のつぶやき)、そんな有り難いプログラムならぜひ受けさせていただきたい、と二つ返事で先生にお願いしてきた。
で、今、家庭のアンケート調査表を前に悩んでいる。
自分の子どもに5段階評価のグレードをつけなさい。特筆するものは6をつけてもよろしい、とある。
たとえば「豊かなボキャブラリーで、自分の考えていることを明解に話すことができるか。」
と、言われてもねー。彼が英語で私に難しいことを話すなんてことはほとんどない。私に言ってもわからないと思っているからね。
「で、どうなの?あなたのボキャブラリーは豊かなの?」と本人に聞くと「フツー」というなんとも貧そな日本語ボキャブラリーで返事が返ってくる。
こういう時にフツー=「3」なんてつけちゃあ、ダメなんだろうな。きっとアメリカ人のことだから、「うちの子は、どの分野ももう全部6ですぅ」の勢いでつけてくるに違いない。
確かにソニーは物覚えはいい方かもしれない。
たとえば、その日の授業で習ってきたことをスラスラと楽しそうに私に話してくれる(これって普通ですか?少なくとも私はできなかったなあ。)
『脱いだ靴下を洗濯機に入れる』という基本的なことは100億万回言ってもわからないのに、授業で習ったことはすぐ覚えるんだね〜、すごいね!と、確かに、何度か褒めてつかわしたことがあります。
でも、そういう私が“すごい”と思っているところを評価する項目がない。
・・・・・明日提出締め切りですけど、どうしよう。先生に書いてもらおうかなあ…(こんな情けない家庭に育っていてはこの子の将来は台無しになる、と思ってくれたら儲け物という考え方もあるよね…
)
それにしても、もしこんなプログラムが日本にもあれば、子ども達も学校と塾の二重生活を強いられることがなくなるんじゃないのかな、と思ったよ。
日本の公立校は、学力の差のある子ども達をみんな一緒に教えようとしているところにムリがあるんだよね。
アメリカは、「落ちこぼれゼロ」政策をとっているので、そちらをフォローするプログラムもすごく充実している。(どちらかというとGATEよりは、そちらの方が重視される傾向にある。)
たとえばウチの子たちが、アメリカに来たばかりの時にお世話になったESL(English as Second Languge)プログラムもその一環。
そういうエクストラのプログラムが教育予算の増減によって影響を受けることは必至なので、それを強くサポートする地域は、自治で寄付を集めてその財源を確保することが多い。
ってことで、結局はお金持ちの集まる地域しかその恩恵は預かれないという問題を実は水面下では抱えているのだよ…教育のあり方、みんな、試行錯誤しながら道を探しているんだね。
う〜ん、とにかくウチはあらゆる面でその恩恵をフルに享受してきた。いつの日か、ウチの子どもたちも私も(パパゴンが多額の税金を払っているとはいえ、もちろん寄付もたくさんしてきたとはいえ、)アメリカには恩返しをしなきゃいけないね。と、とりあえず思う今日であります。
最近のコメント